安売りしなくても売れる方法8:B to B


第8回目のキーワードは「B to B」です。


ボイストレーナーの人がカラオケ教室をやっていました。
6人ぐらいの生徒さんを集めて、週に1回、6回コース。
2時間ずつ6回カラオケを教えて2万5,000円。



あるとき、ここの社長。
「発声練習とか、声の出し方のレッスンを、法人のお客さんで考えられないかな?」って思いました。  


そして考えついたのが「企業相手のプレゼンテーション講座」。
それを1対1でやってあげる。今まで2万5,000円だった月謝が、30万円で売れるようになりました。 だって、30万円で、1カ月特訓してくれて、社員のプレゼンテーションが上手になったら、会社にとってはすごい価値です。

 
こんなふうにB to Cの商品をB to Bで考えると、価格を高くできる場合があるんです。
 

 
B to Bの仕事で最も重要なのは、「お客さんの利益」です。
会社はどうしてお金を使うかというと、直接的にも間接的にもそれが利益につながるからです。だから、B to B営業というのは、お客さんの利益に着目しなければなかなかうまくいかない。
 

そして、利益を出すためには、方法はたった2つしかありません。
1:コスト削減  2:売上をあげる


B to Bというのは、このどっちかに着目しなければいけない。
使ったお金以上の利益が出るとわかったら、会社はお金を使ってくれるのです。
30万円支払って、社員がプレゼンテーションがうまくなると、どれだけの利益が出るか?
この金額が30万円以上だったら、企業はお金を支払うということ。
       


あなたのビジネスでこれが実現できたら、安売りしなくても売れるんです。
うちはB to Bだからとか、B to Cだからと決めつけない。
考えてみることはタダなんだから、考えてみることはとっても重要。
    
   
B to Cの業態をB to Bで考えてみましょう。
きっと、気づきがあるはずです。


【ポイント】
・ターゲットを換えて売上アップ
・相手にとっての費用対効果を考える