安売りしなくても売れる方法4:場所
商品やサービスを提供する「場所」」で、商品の価値はずいぶん変わります。
コンビニで売っている「おにぎり」を考えてみてください。
残業中の暗いオフィスで1人で食べるコンビニおにぎりと、太陽の下で家族みんなで食べるおにぎりとでは、同じおにぎりでも、確実に味が違います。
そのぐらい、「環境」というのは商品の価値を変えるんです。
同じ商品でも、販売している環境で価格が変わること、沢山目にします。
例えば、コーヒー。
高級ホテルのラウンジのコーヒーは1,500円のところもある。
街のチェーン店のカフェだと180円でも、高級ホテルのラウンジのコーヒーは1,500円。
高級ホテルは質のいい上等なコーヒー豆を使っているのかもしれません。 でもチェーン店の180円のコーヒーだって、かなり美味しいですよね。
そんなに質が変わらないのに、同じ商品でこれだけ価格差がある。 約8倍以上の差です。
お客さんは、誰もそれに文句を言う人はいませんよね。
どうしてか?
それは提供している環境やサービスが高級だからです。
お祭りの露天の店で食べるヤキソバやたこ焼きが美味しく感じるのも、この「場所」の力です。
盛り上がる雰囲気、白熱電球の照明、外で食べる開放感、独特の匂い、そぞろ歩きの楽しさ。
お祭りの露天というのは、売っている環境が価値を高めているんです。
「場所」が、価値を高めているということです。
売る環境を考えてみる、提供する場所を考えてみる。
そうすると、あなたの商品やサービスに「魔法」がかかって、価値が輝きだすのです。
【ポイント】
・提供場所を考えよう
・販売する環境で価値が変わる