リンガーハットの独自化戦略

長崎ちゃんぽん「リンガーハット」が、独自化の道をまい進している。
このデフレ時代に、「値上げ」をしたという稀有なお店です。
値上げをしたにも関わらず、今期は売上高も客単価も前年同期を上回っているそうだ。




誰もがやりたいと思っている値上げ戦略ですが、デフレが当たり前となった外食産業で、
実行にうつすことは非常に難しい。
牛丼業界が、280円だの、250円だのと、身を削った商売をするのとは大違い。
そんな戦略は、そのうちにシステムが瓦解して当然。
Win-Win」なんて言葉を持ち出すまでもなく、誰もがHappyにならない仕組みは破綻して当然です。




単なる値上げなら顧客は離れていきますが、プレミア戦略ならお客さんは支持してくれることを「リンガーハット」は証明してくれました。


因みに、「リンガーハット」のプレミア戦略は、麺も野菜も国産化したこと。
外国産品に対する視線が厳しくなる時代に、国産化を加速化するのは正しい戦略。
隣の国からの野菜輸入が、レアアースとともに厳しくなることを考えれば、他の外食も意識せねばならない戦略かと。




大手外食チェーンでは、マクドナルド、牛丼系、回転寿司系、そして餃子の王将日高屋などが話題を振りまいている中、「リンガーハット」は独特のポジションを得ようとしている。
その一方で、「リンガーハット」のこの戦略には、多くのビジネスの気づきがあります。



応援したいですね、こういうお店は。
近所にないけど。。。



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