独自化のキーワード・大きさ その2


最近、駅のホームで電車を待つ間、携帯でテレビを見る人をよく見かけます。


この「手のひら」サイズのワンセグテレビが人気のようです。
でも、小さくすれば人気かというとそうでもない。
薄型テレビの画面は32インチ、42インチ、50インチと、貪欲なまでに大きな製品が登場し、売れ行きも好調のようです。


パソコンもそう。ジーンズのポケットに入る小型パソコン、テレビとしても使える大画面のパソコン。どちらも需要がありますね。





一方、日本の住宅は狭いことが特徴です。 「小さくする」は永遠のテーマです。
だからと言って、「大きな製品」を売ることを諦めてはいけません。
大きなものには「居場所」を探してやればよいのです。


広いスペースを持っている場所はどこでしょう?
お金持ちの家、オフィス、市民体育館や健康ランド・・・ それぞれ、商機がありそうです。



例えば、大きな製品の代表格、健康器具(室内歩行器、乗馬運動具、ステッパーやぶら下がり健康器、振動器具等々)の居場所を考えてみましょう。


富裕層に対して付加価値を付け、高価格帯のサービスに仕立てるサービスはどうだろう?
通わなくても家がジムになるように、いくつかの健康器具を組み合わせたセットを用意する、とか。 そこに専属トレーナーを毎週1回派遣します。

運動は1人では続かないもの。
健康作りの家庭教師が訪問して、目標を達成するまでサポートしてくれる。
継続的に利益が上がるビジネスモデルが出来そうです。


オフィスにはメタボ対策の福利厚生として売り込みます。
オフィス内ジムとトレーナー、栄養士による相談日を作り、社員の健康管理を促します。


・目的に応じて大きさを変える
・大きさに合った居場所を探してやる

この両方の視点から、発想してみてください。