フェアプレー


興南高校、見事な勝利でした!
いやいや、力と勇気を与えてくれました。



一方、東海大相模興南に負けず劣らずチーム力は高かったと思います。
プレーもそうでしたが、このエピソードが特に素晴らしかった。



準々決勝の九州学院戦。
東海大相模、6回表の攻撃中、
3人目の打者の打球が、九州学院のエース渡辺君の腕に直撃。
渡辺君は、そのままマウンド付近に座り込んでしまいました。



その時、1塁と3塁のコーチャーズボックスにいた東海大相模の選手が、
審判員よりも、味方の選手よりも早く駆け寄り、コールドスプレーで打撲部分を冷やしました。
その後、九州学院の選手も集まり、渡辺投手はそのまま降板。



誰に指示されるでもなく、瞬時に身体が動き、敵と味方という関係を乗り越えた対応をする。
巷では「見てみぬふりをする大人」が多いというのに、素晴らし過ぎます。



これぞまさにフェアプレー!



高野連会長の講評で、これを取り上げてくれないものかと思ってましたが、
残念、一言も無かったようです。
高野連が目指す「野球を通じた教育」とは、まさにこういうことだと思うんですけどね・・・。




まあ、そんなことより自分もあの2人の選手を見習わないと。
これから毎日コールドスプレーを持ち歩くようにします。



さまざまな感動を残してくれた今年の甲子園。
来年はどんな試合を見せてくれるのでしょうか?