スペインで闘牛が禁止!?

「ええっ??」
「闘牛ってスペインの国技じゃないのか?」

 

この嘘のようなニュース、本当なんです。
スペイン・カタルーニャ自治州議会が、闘牛開催を2010年から禁止する条例案を可決したそうだ。
動物愛護団体が後押しして署名を集め、禁止に持ち込んだそうです。


起源はローマ時代。
スペインの国技と位置付けられ、1000年以上歴史のある闘牛を「動物愛護」の観点から、禁止。




「動物愛護」という名のもとで、伝統的な文化や民族の習慣を認めない。
こういう輩がはびこると、世界は危険な方向に向かっていくでしょう。
まるで、ファシズムです。
世界の隅々まで自分の価値観を押し付けようとする。




捕鯨だって、そう。
日本の調査捕鯨船動物愛護団体環境保護団体のテロリストに襲撃されたのは、
記憶に新しいところです。


日本人は昔から、クジラを食べ、鯨の油やヒゲを日用品として使っていた。
伝統芸能文楽の人形も、クジラのヒゲを使って動かしている。





グローバリズムの波は経済だけでなく、文化まで容赦なく浸食する。
とうとう、こういう事態にまで・・・ 文化的収奪まで、来てしまった。


世界は、グローバリズムという「ファシズム」が台頭してきているように感じる。
ファシズムというのは「独裁的な全体主義」ってこと。
本当に奇妙な世界になってしまっている。




すべての場所や地域がグローバルという言葉で、効率化や利便性でくくられれば、
その弊害は必ず出てくる。 必ずそれに取り残される人や地域が出てくる。




地方の商店街を見ると、本当に恐ろしくなる光景が展開されています。
シャッターが下りて、開いている店がほとんどない商店街。


何十年と続いた小さなお店が閉店をした時、失うものの大きさに人々は気づかないのだろうか?
後に残ったのは、閑散とした商店街と、空き室が目立つ駅前ビル。
どこの街に行っても、同じチェーンの同じ店。



これが豊かな社会なのだろうか?
   


自分とちがうことを認めるのが「豊かさ」だと思う。
さまざまな価値観や、考え方、思想があるから素晴らしい世界になる。

   


現代の社会は、何をしようとしているのか?
どこへ行こうとしているのだろうか?