文系と理系

この3連休、家に缶詰状態で原稿書いてます。
我ながら文章力無いと、悲しくなりにけり。
一応、文系出身なんですが。


で、思い出したのが、大学入試で語られる文系、理系という分類。
昔から違和感がありました。


僕自身は、生粋の文系。
勉強が好きなわけじゃあないですが、大学3校も通ったっす。文学部、政治経済学部政治学科、文芸学科。
お陰で、奨学金返済が大変でしたけど(笑)。


実際大学に進学してみると、例えば論理学や心理学など文系とも理系ともいえない学問は多いです。
考古学・人類学だって理学部領域の素養もかなり必要だったりしますし、医学部なんて逆に数学や物理などあまり関係ない学科でしょう。
外科医なら手先の器用さが必要だし、精神科ならコミュニケーションスキルが要求されるでしょう。
それなのに理系に分類されているのはおかしいとしか言いようが無いと思います。


であれば、大学4年間は自由に色んな学部の教育が自由に受けられるようにしたらいい。
そうすれば学生のうちに色々な体験をができて自分の進みたい方向も決まってくるでしょうし、研究者になるか、それとも社会に出るかも選択できるようになるでしょう。
東大やICU教養学部は、こういった目的で設立されたのだと思いますが、他の大学にはほとんどありません。


まだ自分の将来像も見えない高校1、2年の段階で、文系か理系かの二者択一を強いられる現状は、学生にとっても日本にとっても大いなる損失としか思えません。