独自化のキーワード・「擬音語」、「擬態語」から考える


インターネットでは「お取り寄せ」が大ブーム。
見込み客の気持ちを揺さぶろうと、様々な擬音語、擬態語が駆使されています。



中でも最近よく見かけるのが、「ふわとろ」のように、「ふわふわ」+「とろとろ」の2つの語を組み合わせて作った擬態語。
紅茶スフレ、生チョコ、チーズケーキ、おぼろ昆布、明石焼き等々。


他にはどんな商品が思いつきますか?
手始めに想像しやすい食べ物から考えてみましょう。
・ふんわりした食材:綿アメ、かき氷、スポンジケーキ、パン、かつおぶし・・・
・とろける食材:プリン、茶碗蒸し、昆布、豆腐、うに、シロップ・・・

これを組み合わせると、「ふわとろ朝粥定食」「ふわとろかき氷」「ふわとろ冷奴」など、
差別化商品のヒントが出てきます。



ミツカンの「金のつぶ ふわとろ」という納豆があります。
納豆の擬態語といえば「ねばねば」だったのを、「ふわとろ」にしたところ、店頭や広告で消費者に与えるインパクトが大きくなりました。



例えば、熟しすぎた「ぐちゃぐちゃ」の苺を、「つぶれいちご」として販売するのはどうでしょう?
「ぐちゃぐちゃ苺」「べちゃ苺」「へなちょこ苺」など、どれも見かけたら「何だ?」と目にとまる名前にして。


ジャムやお菓子作りに使う人にも需要がありそうですし、「イチゴミルク愛好家」にも関心を持ってもらえそうです。
訳あり商品」「見切り品」とマイナス語で売るよりも、新しい商機が生まれると思います。




日本語の財産、擬音語や擬態語を楽しみましょう。


・流行の擬音語・擬態語をチェックする
・擬音語・擬態語から発想する
・意外な言葉と組み合わせる